お迎えの準備をする前にもう一度考えてみましょう
生涯のパートナーとして最期まで一緒にいられますか?
保護された捨て犬の殺処分が問題になっていることをご存知でしょうか?ペットブームの影響もあり、ワンちゃんを家族に迎える方が増えています。
しかし、ワンちゃんを迎えたはいいが最後まで面倒を見ることができず、手放してしまう人がいるのも事実です。当たり前ですが、ワンちゃんは生き物であり、全てが飼い主である人間の思い通りになるわけではありません。それでも犬を飼うという選択をしたからには、最期の一瞬まで面倒を見る責任が、飼い主にはあるのです。ただ可愛いからという理由だけで迎える前に、一度立ち止まって最期まで見届ける覚悟はあるか、飼い主としての責任を全うできる意志があるか考えてみましょう。
*子犬をお迎えする前にご家族に犬アレルギーの方がいないか必ず確認してください。購入後は返金等できません。
それではお迎えの準備についてステップを踏んで説明していきます。迎え入れる準備を整えるために行うべきことはたくさんあります。必要な備品を購入することに加え、家の準備を適切に行うことも重要です。
必要なものを揃えましょう
食器&水飲み
食事の際にフードなどを入れるボウル状の食器。成長に伴って食事量は変わるので、買い替えが必要になることを前提に考えてください。水飲みは器タイプやペットボトルに付けて与えるものもあります。常に新鮮な水が飲めるようにしてあげましょう。
首輪&リード
ワンちゃんを行方不明にしないためにも、必ず繋がっているためのリードは必須用品です。サイズに合わせて準備します。これも成長に合わせて買い替えるものと考えてください。飼い主の連絡先を明記したタグを首輪に付けておきましょう。
フード
お迎えしてすぐはこれまでに食べていたものと同じフード(事前にお問い合わせください)にしましょう。ワンちゃんのごはんは、「総合栄養食」と表示のあるフードを選ぶといいでしょう。「総合栄養食」はワンちゃんが必要とする栄養素をすべて含んでおり、そのフードと新鮮な水を一緒に与えるだけで健康を維持することができるように、理想的な栄養バランスに調整されています。さらに、「総合栄養食」の中でも犬種や成長過程に合わせて設計されたフードや、アレルギー・肥満などワンちゃんの健康維持に配慮したフードもありますので、より自分のワンちゃんに合ったものを選んであげるとよいでしょう。フードの切り替えは徐々に行います。今までのフードに少しづつ(2割程度新しいフードを)混ぜて与え、徐々に切り替えましょう。
食事量は体重を目安に決められます。日々の成長を計測して、必要な量をしっかり与えることが大切です。
トイレトレー(ペットシーツ・ゴミ袋・除菌スプレーなど)
室内で飼う場合、最初からトイレを決め、そこで用を足すようにしつけましょう。
安心して排泄ができる環境を作ってあげることが大切です。暗くて寒い場所や、人の出入りが多い場所は避けましょう。トイレトレーにも種類があり、枠だけのものやシーツを破らないように表面にメッシュの入ったもの、男の子用のマーキングに対するものなど種類も大きさも沢山あります。愛犬や家に合わせて選びましょう。
ケージ・ベッド
ワンちゃんの居場所となるケージなどのハウス、または市販の犬用ベッド(またはクッションや毛布・バスタオル)など、専用の寝場所があると安心します。ケージはお迎え時にも必要です。その後も病院や美容室などへ連れて行くときにも使いますので持ち運びしやすく、成長してからでも使えるような大きさのものを選びましょう。
おもちゃ
おもちゃも用意してあげたいもののひとつ。「引っぱりっこ」するロープトイ、「もってこい」のボールなどは子犬の時期から大好きです。飼い主様とのコミュニケーションを行うのに最適。沢山遊んで信頼も深めましょう。
グルーミンググッズ
清潔にするためのものを用意します。体を洗うためのシャンプー類・ブラシ・カットハサミ・綿棒・歯ブラシなど。
飼育環境を整えましょう
迎えられる環境か再度確認を
マンションの場合はとくに、管理会社や管理組合への事前申請が必要となるところが多いです。早めに確認をとりましょう。
迎え入れたあとにもあらためて、畜犬登録番号やワクチン接種証明の提出が必要なところもあります。お迎え後、健康診断や予防接種、畜犬登録、狂犬病予防接種の済票の受け取りなどさまざまな手続きが発生します。
何をいつごろまでにするのか、いったん整理しておくとよいでしょう。
動物病院は子犬のお迎え前に、調べておくと安心です。
家の中の安全対策
台所、階段、ベランダなど、犬たちにとって安全とはいえない場所がいくつかあります。そういった場所へは立ち入れないよう柵やゲートなどを設置し、成犬になっても飛び越えられない高さのあるもの、倒されないものを選びましょう。座卓がある家は、座卓の上にリモコンや飲みかけのコップ、薬など、ものを置かないよう注意しましょう。電気コードやコンセントなどにはカバーをつける、ブラインドの昇降コードは束ねておくなど、犬も飼い主さんも安心して過ごせる環境を目指します。また、犬はフローリングの上では踏ん張ることができません。思うように歩けないため足や関節には常に余計な力が加わる状態となります。滑ったり転んだりしてケガや骨折をしてしまう可能性があるだけでなく、毎日の負担が大きな病気を発症させてしまうことがあります。たとえば股関節形成不全や膝皿骨脱臼(パテラ)、椎間板ヘルニアなど、先天的または体型的にかかりやすい犬がいるといわれているなかで、発症リスクをさらに高めてしまいます。カーペットやジョイントマットを敷く、滑り止めワックスを塗るなどの対策をとりましょう。
物品の設置
ハウスの設置場所を決めたら、次はハウスの中を作ります。ベッド、トイレ、水飲み場、フード皿を置く場所を作ります。
水はいつでも新鮮なものを飲めるよう、水飲み場は常設します。ひっくり返される心配があれば、柵に取り付けるタイプやフード台を使用するなどの方法があります。一日に数度入れ物を洗い、水を入れ替えることになりますので、取り外しや設置、洗いが簡単にできるものを選びましょう。
生活環境は基本的に人と同じです。飼い主様が暑い、寒いと思えばその都度温度管理してあげましょう。
動物病院を見つけておく
ケガや病気のときだけでなく、ワクチン接種や健康診断など普段からお世話になるかかりつけ医を探しておきましょう。定期的に受診することで、愛犬の普段の状態や成長の過程を病院が把握することで、体調の変化や病気の早期発見などにもつながるでしょう。実際にどこへ通うかは、一度受診をしてからでないと決められないかもしれませんが、事前のリサーチで評判などを見て数件の目星をつけておくと安心です。
さあいよいよご対面です
当日は感染防止や犬達が興奮してしまう為、犬舎内へは入れませんが応接間や外のスペースなどにてゆっくりご対面できるように対応しています。
*当日は時間厳守でお願いいたします。早かったり、遅い場合など対応ができないこともありますのでご理解ください。見学のキャンセルは必ずご連絡ください。